投資信託用語集
アクティブ運用
運用実績の目安となるベンチマークを上回る運用成果が得られるようにファンドマネージャーなどの専門家が投資信託を運用する手法。
運用報告書
集めた資金をどのように運用し、結果がどのようになったかを決算期ごとに投資信託を購入した人に報告するもの。
投資信託の基準価格、分配金、今後の運用方針などが書かれています。
買取請求
投資信託の購入者が販売会社に受益証券の買取の換金を請求すること。
解約請求
投資信託の購入者が販売会社を通じて購入者分の信託財産の換金を請求すること。
基準価格
投資信託の価格で、投資先の金融商品(株、債券など)の現在の価格から計算されるので日々変動しています。
繰上償還
運用期間が決められている投資信託には信託期間(運用期間)が信託約款に定められています。運用期間満了日までに何らかの都合で償還されることがありますがそれを繰上償還といいます。
個別元本
追加型の投資信託を購入した各投資家の購入時の基準価格(手数料は含みません)。
財形貯蓄制度
働く人のための計画的な財産形成を促進する制度で勤労者財産形成貯蓄制度ともいわれます。金融機関と契約し、給料またはボーナスから天引きにより積立てる貯蓄制度です。住宅取得、教育資金などで有利な融資が受けられます。
受益証券
投資信託を購入した人に交付されるものですが、現在は保護預り制度が利用されることが多くなり、2007年1月4日より投資信託の証券を電子化(ペーパーレス化)する投資信託振替制度がはじまるので発行されなくなります。
収益分配金
株の配当金と同じようなもので、投資信託の購入者に分配される収益。投資信託によっては分配金を再投資するものもあります。
償還金
投資期間のある投資信託は満期日になると現金化され投資信託の購入者に配分されます。これを償還金といいます。
信託約款
投資信託の投資先や運用方法など基本的なことが説明されているもので投資信託を購入する人には必ず交付されることになっています。目論見書と一緒になっていることもあります。
信託財産
投資信託の資金は専門家が株式や債券などに投資して運用されています。投資されている株式や債券などの資産を信託財産といいます。
信託財産留保額
投資信託を解約する際に、信託財産に残しておく(留保する)金額を負担する必要があります。これを信託財産保留額といいます。
投資信託を解約する場合には現在投資している株式の一部を売却したりして資金を戻すためにコストが発生します。そのコストを運用資金から出すと投資の運用益に影響が出てしまう恐れがあります。そのため解約代金の一部を「解約コスト負担分」として投資資金に残すためにこのような負担があります。
信託報酬
投資信託の運営、管理にかかる費用で目論見書や運営報告書などに書かれている。
パッシブ運用
投資信託の運用の目安となるベンチマークと「同じような」運用成果が得られるようにファンドマネージャーなどの専門家が投資信託を運用する手法。インデックスファンドという商品が有名。
ベンチマーク
投資信託の運用の基準となる指標で、投資信託の成果を判断する目安とされる。
保護預り
投資信託の販売会社が投資信託購入者の受益証券を購入者に代わり保管すること。
ポートフォリオ
投資信託は株や債券などさまざまな金融商品に投資をして運用されていますがその投資されている資産の構成全体のこと。