ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは金融商品を「定期的に一定金額を購入する」ことで買付け時の価格を平均化し少しでも低くすることを目指す投資方法です。
この投資方法のポイントは購入時の価格が上下しても購入する数量を調節して購入する金額を一定にするところです。
例えばある商品を毎月1万円で購入する場合
毎月の価格の変動が以下のようになったとすると
※口(くち)は購入単位
A月:1,000円 ⇒10,000円÷1,000円=10口
B月:1,200円 ⇒10,000円÷1,200円= 8.33口
C月: 900円 ⇒10,000円÷ 900円=11.11口
D月: 850円 ⇒10,000円÷ 850円=11.76口
E月: 950円 ⇒10,000円÷ 950円=10.52口
F月:1,000円 ⇒10,000円÷1,000円=10口
G月:1,150円 ⇒10,000円÷1,150円= 8.69口
投資総額は70,000円
総購入口数は70.41口
平均コストを計算すると
70,000円÷70.41口=約994.17円
になります。
ところが購入口数を一定にして10口にした場合は
A月:1,000円 ⇒1,000円×10口=10,000円
B月:1,200円 ⇒1,200円×10口=1,2000円
C月: 900円 ⇒ 900円×10口= 9,000円
D月: 850円 ⇒ 850円×10口= 8,500円
E月: 950円 ⇒ 950円×10口= 9,500円
F月:1,000円 ⇒1,000円×10口=10,000円
G月:1,150円 ⇒1,150円×10口=11,500円
総購入金額は70,500円
総購入口数は70口
平均コストを計算すると
70500円÷70口=約1007.14円
比べてみると購入金額を一定にした方が平均単価が少し低くなります。
これがドルコスト平均法のメリットです。